さて、クロアチア二日目です。
思った以上にザグレブが素晴らしい事に気を良くし、この日も朝からモリモリ歩きます。
前日は旧市街方面が多かったのだけど、この日は新市街側からスタート。トミフラス広場から共和国広場に向かう道を歩いたのですが、これまた素敵過ぎて目まいがしますー。緑が多くて、建物が古いのだけど重厚で、でも人は少なくて、とってものんびりしている。私、住めちゃうかもー。
だけど、所々、破壊されている建物のモチーフなんかもありました。
果たして時の経過でこうなったのか、それとも例のユーゴスラビア紛争でこうなったのか、よくわかりませんでしたが、残念なことです。そうだよなー、この国はこんなに素敵だけど、数年前まで紛争地域だったんだよなーと実感。
途中でパン屋さんを発見。
クロワッサンや菓子パン系盛りだくさんで、私は悲鳴が出そうですー。しかも相方用にはブレク(=ボレキ)もあるわけですから、こりゃーもう日土夫婦にお勧め旅行国間違いなし。
ベンチに座って、少し休憩。
こんなことしても、トルコみたいに排気ガスにやられたりはしません。(…あれ、だんだん相対的に、トルコに対する憎しみが…いやいや)。
このエリア、道と道の間には、木が生い茂る美しい公園がずーっと続いているのですが、その真ん中あたりにミュージックパビリオンがありました。この日はちょっとお歳を召した方々の素敵なジャズ演奏が。うーん、公園で無料でこんないい思いができて、ザグレブ市民がうらやましいなぁ。
その近くにある時計塔?温度計?万葉箱?(ちがうって)。
なんか高級時計みたいな重みがあって、かわいかったもの。
散歩の終点地は、また昨日と同じ、共和国広場(オスマントルコ帝国と勇敢に戦ったおじさんのいる広場ですね)。
相方とトル子の熱ーいキス↓。この写真、いっそマグナムにでも投稿して、ハーゲンダッツの宣伝写真にでもしてもらいたいぐらいだぞーっ。あ、あれはパリか。
↓あれ?昨日はこんな銅像なかったような……。
ひょっとして人か?
お金を入れると…
深々とお辞儀します。
トル子、めっちゃ怯えてます。一緒に写真撮ろうよ、と言っても「やーだー」。
あ、中はこんなマッチョな兄ちゃんだったんですね。
この人に限らず、この広場には勝手気ままに見世物をしている人たちが多数いました。中には崇高な芸術目的っぽい方々もいて、心が和みます。特に、この二人の女の子。
若くて、かわいくて、それで道端でバイオリン弾いてます。こぎれいな子たちだったので、目的はお金じゃなくって、練習なのかな?上手でした。
この子たちのジャズもよかった。
うーん、旧共産圏は、儲かる儲からないに関係なく芸術を愛し、政府も率先して守っていただけに、民衆の芸術度が高いですね。…ってようなことを、米原真理さんがどこかに書いてたような。
ザグレブ名物、青空市場にも行ってみました。
主に売り手はおばちゃんたち。迫力あります。
一個前の日記で、かごを頭に乗せたおばちゃんの銅像がありましたが、あれはこの青空市場の入り口にあったもの。
でも、おばちゃんたちの手作りチーズはおいしそうだ~。
しかし、お子様たちの興味は別です。国境なし。
さて、この日は午後からドブロブニクに。
面白くない、何もない、といい事なしの噂のザグレブがこんなに素敵なんだから、ドブロブニクに行った暁には、私正気が保てるかしら?と期待に胸を膨らませてます。
(続)