最近、ようやくつわりがフェイドアウトしていっているような気配を感じます♪
いや、まだ吐きますよ、2~3日に一回ぐらい。車酔い感覚もまだ健在。お腹が減っても気持ち悪いけど、食べた後も気持ち悪いです。…だけど、以前の酷い状態に比べたら、もう、ぜんっぜんまし!
神様、ありがとう(感涙)!
計8キロ近く減ってた体重も、ここ一週間で2キロ近く戻ってきました。←これはちょっと要注意。一週間で2キロじゃね。
で、妊婦にありがちな、「同じものばっか食べたい現象」始まってます。
これ。
キャベツ入りぺペロンチーノ(これは、生ハム入り)。
毎日昼食はこのペペロンチーノ食べてます。かれこれ、ここ1週間は食べ続けているんじゃないかなー。鷹の爪も入れて、結構辛いのですが、これだと全然吐きません。妊婦の構造って不思議。
これを作る時、スパゲティ茹でる時にキャベツも一緒に茹でてしまいます。トルコのキャベツは、まるでプラスチックのように、なかなか柔らかくならないもんで。で、フライパンでニンニクと鷹の爪とシーチキン(ここでは生ハム)なんかを入れて炒めるときに、茹で汁を少し入れるのがコツなんだそうです。インターネットで、そう読みました。
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「そうか、食べられるようになってきたか!」
…と喜んだ相方は、朝5時にYenikapi(イェニカプ)の魚市場に行って巨大な魚を買ってきてくれました。
しかし異様にでかいですね。「黒鯛」なんだそうです。
私のためにこんな立派な魚を…なーんて、うっかり感動してしまいそうなんだけど、これは相方が自分のために買ったものにちがいない。多分、私のつわりがまだまだ酷かったとしても、やっぱり相方はこの日、魚市場に行って同じ魚を買ってきたでしょう。
一応まだ新年なので、鯛飯?とも思ったけど、トルコ人の頭にそんな選択肢はありませんから、普通に塩焼きです。
だけどさー。よく見たら…。
きゃー。
は、は、歯が生えてる!
いや、魚に普通、歯が生えてるものだけど、これはなんだか人間の老人の断末魔の歯に見えてしまって、私、これを見ただけでなんだか食欲が失われてしまいました。
ちょっとグロ過ぎない?
でもせっかく相方が買ってきてくれたし…と気を使って無理して食べたんだけど、案の定全部吐いちまいました。やっぱり、私にはお安いぺぺロンチーノで十分っす。
で、「祝・つわりフェイドアウト」と、あと相方や私自身の誕生日、全部一緒くたにして、どっかいいところにご飯食べに行こうー! ということになりました。こういう時に頭に浮かぶのは、やっぱり「
hakkasan」。高いけど、トルコで初めて本当の中華料理が食べられるところです。んー、もう気分はhakkasan。
という訳で、張り切って予約の電話を入れたら…
電話が通じない。
何やら、すごーく嫌な予感がしますっ。
この店が入っている、kanyonデパートに電話してみたところ、あっさり
「10日前に閉店しましたよ」
ががががががーん!
ああ、私のつわりがあと10日早くフェイドアウトしていたら…。悔やんでも悔やみきれません。
この、そろそろつわりが終わるかもしれない、という淡い期待と同時にムクムクともたげてきた「食」への欲望を、hakkasanで豪華に埋めたかったのに(涙)。この欲望をどうしてくれようっ。
…という訳で、ワタクシ、この切ない思いのやり場に困ってしまったので、思い切って日本にご飯を食べに帰ることにしました。
一月下旬ぐらいに帰ります。今回は短い滞在ですが、思いっきり食べますよー!